刺青(タトゥー)治療 (1)レーザー治療
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(1)レーザー治療
レーザー治療は、除去したいタトゥーにレーザーを照射し、高熱作用でタトゥーの染料を燃焼してしまう治療方法。
*熱と同時に発生した衝撃がタトゥーの染料を粉砕します。粉砕された染料は体内の「ゴミ」となり、自然にゆっくりと体外に排除してくれます。よって、照射後は少しずつ、さらに色が薄くなってきます。1回の照射後、すでに粉砕されている染料が完全に排除されてから次の照射を行った方が効果が高まります。この反応に1~3ヶ月必要ですから、必ず指示された照射間隔を目安にご来院下さい。
色の種類によってはあまり反応せず、除去できるタトゥーが限られてしまうこと
完全な除去までに数回の治療が必要になります。基本的には5~10回ですが、色素が深い組織まで入っている場合はそれ以上の回数がかかります。
手術ではないので傷痕は残りません。ただし、タトゥーを入れられた時の針跡は残ります。
ご自分や友達同士で入れられた墨汁でのタトゥーであれば1~2回程度の治療でほとんど目立たなくなりますが、ほとんどの方が治療回数が必要になってきます。長期の治療期間がかかりますので、お急ぎの方には適しておりません。
レーザーによるタトゥー除去のリスクについて
レーザーの反応が悪く、非常に多数回の照射が必要になる可能性があります
レーザーはマルチカラー(水色・緑・黄色・紫など)には適していません。黒一色でも、かなり濃く入っているタトゥーの除去では回数が非常に多く必要となることがあります。
完全に除去できない可能性がある
皮膚が厚い部位で色素が非常に深く入っている場合、強く照射してもレーザーが届きません。タトゥーによっては色素が脂肪層にまで達していることもあり、そのような場合レーザーでの完全除去は不可能です。ただし、「かなり深くまで色素が入っている」、「脂肪層にまで達している」と確実にわかるのは切除術を受けられた方の手術です。浅い層にも色素が入っているため、当然ながらその下の層は見えないので、完全に除去できるかどうか施術前に判断するのは困難です。ある程度は予想がつきますが、黒一色しか入っていないと思っていても、ベースにマルチカラーが入っている場合もありますので、回数を重ねるうちにレーザー治療単独で除去するのは困難になる場合もあります。
ケロイド
ケロイドとは、皮膚が赤くなり盛り上がった状態です。炎症反応が残っているうちにレーザー照射を行うとケロイドや肥厚性瘢痕のリスクが非常に高くなります。
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