ホクロ治療

ホクロのレーザー治療について(炭酸ガスレーザー)
ホクロやイボといっても平らなものから盛り上がっているもの、真っ黒なものから薄いもの、大きいものから小さいものまで本当にさまざまです。生まれつきある先天性のもの、紫外線により後から出てきた後天性のものがあり、皮膚の全ての部位にできます。また、ホクロの構造は皮膚を断面的にみると上から表皮⇒真皮⇒皮下組織となり、ホクロは1点に見えますが真皮の深いところで母斑細胞が散らばっている場合があるので再発する可能性があります。
 
 
 
ホクロの治療は大きく分類すると3つあります。
 
① 炭酸ガスレーザー
② 色素レーザー
③ 切除縫合手術

 
① 炭酸ガスレーザーでの治療法
 1mm¥7,700(税込) (目元の場合は専用コンタクトが必要になります。¥1,100(税込))
 
通常1cm以下の小さなものは炭酸ガスレーザーで、痛みも少なくたった1か所5分ほどで治療できます。小さいお子様でも安心して行える治療です。
 
【治療の流れ】
1. 麻酔(ホクロの大きさに合わせて麻酔)
 
 
2. 炭酸ガスレーザー照射

 
 
3. 処置
(軟膏+ガーゼ付テープもしくはRSファンデーション)
 
 
4. 説明・終了
 
 
◆ 処置の方法によってご自宅でのケアが変わってきます!! ◆


軟膏+テープ処理の場合
唇や目元の場合は軟膏のみの処置になります。
RSファンデーションの場合
■ 当日〜翌日 ■
明日の朝までそのままになります。テープが外れてしまった場合や濡れてしまった場合は、お渡しするテープに交換してください。
■ 当日〜翌日 ■
当日より洗顔が可能になります。陥没している間は洗顔をしてもRSファンデーションが残っている場合がありますが、そのままでも特に問題ありません。*化粧水等は刺激を感じる場合は止めて下さい。
RSファンデーション ¥1,100(税込)
■ 翌日 ■
テープを外して洗顔が可能になります。洗顔後、軟膏+ガーゼ付テープ処置をして下さい。*傷が乾燥する1週間前後を目安に毎日処置を1日2回行ってください。ガーゼ付テープがなくなってしまった場合は絆創膏で構いません。
■ 翌日〜 ■
毎朝、RSファンデーションを塗って下さい。傷の大きさによりますが、傷から浸出液がでてきます。気になる場合はティッシュオフしてお過ごし下さい。
■ 1週間後 ■
傷が乾燥したら、過剰な傷の盛り上がりや赤みを早期に消すためにも茶色のテープを1ヶ月は貼って下さい。*過度の貼り替えにより赤みが増す可能性がありますので、2~3日に一度の交換にして下さい。
■ 1週間前後 ■
だいたい1週間前後で平らになるとともに乾燥していきますのでご安心下さい。RSファンデーションは最低2週間~1ヶ月を目安に塗って下さい。


☆赤みは徐々に消えますが、日焼けによる色素沈着・再発予防のために紫外線の多い時期や長時間野外で過ごす場合は、必ず日焼け止めを塗って下さい。
黒いホクロが再発した場合は、1年以内であれば無料で再治療いたします。

 
② 色素レーザー
Q-スイッチヤグレーザーや脱毛で使用するレーザーでホクロを除去します。小さく、平らで薄茶色のホクロに適しています。黒や茶色の色素だけに反応して、周囲の皮膚を傷つけることなく、ホクロの組織だけを破壊します。
 体など炭酸ガスレーザーでは傷痕が目立ちやすい部位に適しています。ただし、1回では完全に除去できないので、複数回の治療が必要です。レーザー照射間隔は1ヶ月を目安にします。母斑細胞が深くまで存在する場合は、薄く目立たなくはなっても完全に消失しないこともあります。炭酸ガスレーザーと組み合わせて治療することもあります。


Q-スイッチヤグレーザー アレキサンドライトレーザー
1mm ¥1,100(税込) 1ショット ¥770(税込)


 
【治療の流れ】
1. レーザー照射(麻酔は行いません)
 
2. 処置(軟膏・クリーム)
  *3日間を目安に薬塗布。
   当日のみシャワー、翌日より入浴可
 
3. 説明・終了
 


  • 擦らないように注意して下さい。また、紫外線予防をして下さい。


 
③ 切除縫合手術
1cm以上の大きなホクロや1回の治療できれいに除去したい場合に適用となります。ホクロ自体を切除したのち、きれいに縫い合わせます。部位の1.5倍~2倍ほどの傷痕が一直線状に残りますが、部位によってわざと直線にしない場合や皮弁形成を行い、より傷が目立たないように縫い合わせることもあります。
*ほくろでも腫瘍でも外傷でも皮膚が欠損した場合に、縫い寄せられる場所や大きさならいいのですが、皮膚が寄せられない大きさだったり、周囲の形態に変形をきたす可能性がある場合、皮膚を余裕のあるところから移動させることで変形を防ぐ場合に皮弁形成や植皮が必要になります。
 
【治療の流れ】
1. マーキング
 
2. 麻酔
 
3. 切除

4. 縫合
 
5. 処置
 
6. 説明・終了